中国企業HC28のために黒川がデザインした小椅子「曼荼羅」が「2013居然杯CIDA産品設計賞」を受賞しました。
この賞はCIDA(China Interior Decoration Association)と居然家居(雑誌社)によってつくられたデザインの年間賞です。
以下、黒川による「曼荼羅」の解説です。
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この椅子は「中国の文化から発想した現代性と国際性を持つ椅子」としてデザインしました。
一つは中国椅子が唐の時代に西洋からの影響で、伝統的な胡座の座の作法と椅子の形式を融合したものとして生まれました。
そのために座の部分が箱形になりその上を手すりが回る構造です。
また、この椅子の上部からの図面は正方形と円形を組み合わせた形になっていますがこれは曼荼羅のようです。
そこで曼荼羅と名付けました。
黒川雅之