2021.02.24
BUTSUGAKU TeleTalk 004
BUTSUGAKU TeleTalk 004は、 日本における環境学と持続可能製品開発論のフロンティアを切り開いてきた 東京大学名誉教授、山本良一さんです。 今、社会、私たち一人ひとりが向き合っているSDGsという課題。 山本さんは膨大な研究と調査に裏付けされた科学的な知見をもって エコマテリアル、エコプロダクツ、サスティナブル経営など、数多くの提言をされてきました。 コロナ禍で一気に加速しているSDGs、そして新しいモノ創りについて、 山本さんの視点からじっくり語っていただきます。 今回のTeleTalkは、学びの会です。 皆さまのご参加をお待ちしています。
BUTSUGAKU TeleTalk 004
●講 師:
山本良一さん(工学博士、東京大学名誉教授、東京都市大学教授)
●日 時:2021年2月24日(水)17:00~18:30
●テーマ:
「SDGs、カーボン・ニュートラルに向けたモノ創りの展望と課題」
菅首相によって提示された日本の中長期の産業構造の基盤要素は、「Green & Digital」です。とりわけ2050カーボン・ニュートラルを日本国として内に公約したことは極めて重要な事案です。
世界的にもコロナパンデミック、地球環境変動に直面する今、社会課題への解決と繁栄との調和を謳ったSDGsの活動、DXの加速など、パラダイムシフトが進んでいます。
今回の講師、山本良一さんが1999年に「Manifesto of Ecodesign(エコデザイン宣言)」を発表から、22年。今回は科学、工学という視点から脱酸素時代のモノ創りの展望、エコデザインの未来についてお話しいただきます。
*山本先生から特別にご許可をいただき、「エコデザイン宣言」を添付します。
「エコデザイン宣言」をダウンロード(PDF)
●講師経歴
山本良一さん(工学博士、東京大学名誉教授、東京都市大学教授)
1946年、茨城県水戸市生まれ。1969年東京大学工学部冶金学科卒業、同工学系研究科博士課程修了、同工学部助教授を経て1992年東京大学先端科学技術研究センター教授、同国際・産学共同研究センター教授、センター長などを歴任。2010年定年退職。現在、東京大学名誉教授。専門は材料科学、持続可能製品開発論、エコデザイン学。一般社団法人日本エシカル推進協議会名誉会長など。
その他、エコマテリアル・フォーラム名誉会長、環境経営学会会長、環境プランニング学会会長、日本LCA学会会長、LCA日本フォーラム会長、環境効率フォーラム会長、国際グリーン購入ネットワーク会長、エコプロダクツ展示会実行委員長、日本エシカル推進協議会、北京大学、清華大学など中国の33の客員教授を含め国内外の官民に於ける関連機関でご活躍。
デザイン関連では、サステナブルデザイン国際会議名誉会長を初回から務められた。直近では、環境への取り組みを一歩進めたエシカル研究にも携わり、加えて“山本エコプロダクツ研究所”を立ち上げ主宰者として研究啓発活動に取り組まれている。
主な著書 『1秒の世界』(責任編集・ダイヤモンド社)、『環境技術革新の最前線』 (日科技連)、『サスティナブル経済のビジョンと戦略』 (日科技連)温暖化地獄 (ダイヤモンド社)、『温暖化地獄ver2』(ダイヤモンド社)、『残された時間』(ダイヤモンド社)、『地球温暖化への3つの選択-低炭素化・適応・気候改変のどれを選ぶか』(生産性出版)『地球温暖化とグリーン経済』(生産性出版)『宇宙船地球号のグランドデザイ』ン(生産性出版)など。
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